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介護本はどのように選べば良い?

介護本の選び方を教えてください

介護について色々なことが知りたいと思っています。
我が家では母が若干認知症になってきており、これから先、介護が必要になると思っています。
そのためしっかりと介護についての知識などを身につけた上で責任をもって介護もしていきたいと考えています。

介護士の資格を取ることも考えたのですが、そこまでの時間などが無く今現在でも心配で母から目を離すことができないので、なんとか本を読みながら少しでも専門的な知識を身につけることができればと思っています。
本屋さんに出向いても多くの本があってどれを手に取れば良いのか、いつも悩んでしまうような次第です。
これさえ読んでおけば大丈夫だよというものがあればぜひ教えてください。

ご家族の方が執筆されたものがおすすめです

実際に介護されていた経験を持つご家族の方が執筆した書籍が良いと思います。
こういったものであれば、症状に合わせながらご家族がどんな苦労をされたのかということも手に取るようにはっきりとわかりますよね。
やはり技術や知識を身につけるだけではなく、どんな気持ちで介護をしていたのかということも知る方が良いでしょう。

そうすれば様々な問題にぶつかった時でもうまく乗り越えていかれるように思います。介護するというイメージだけでできるほど、簡単なものではありません。
思っていた以上に労力を使いストレスも溜まってしまうものです。
要介護の状態がひどくなればなるほど、介護するご家族が自分の時間なんて全くありませんし、食事さえままならない状態になってしまうので、そういったことまでリアルにわかるような書籍が良いと思います。

介護のノウハウより要介護者の立場になったもの

介護についてのノウハウを知るということも確かに大切だと思います。
でもそれだけではなく、要介護者の立場に立って執筆されているものもお勧めです。
要介護者の立場というのは介護する立場の人間には決して分かる事ではありません。
言葉をうまく発することができなくても意思表示がうまくできなくても、要介護者の方には必ず気持ちがありますよね。

そういった気持ちをしっかりとくみとりながら介護をしてあげることこそが、本当の意味での介護だと思っています。
そのため、このときはこうすれば良いといった表面的な介護方法だけじゃなく要介護者がどんな気持ちになるのかということを、しっかり知り得るための書籍を探してみてください。
要介護者の気持ちを知り心で寄り添いながら介護していくことでお互いにストレスを感じず、大変な中でも笑顔になれるような時間を過ごせると思います。
何でもかんでも身の回りの世話をするのが介護ではなく、ご本人の意思を尊重しながらしっかりと汲み取り、その上で必要なことを手助けしていくのが介護だということを忘れないでくださいね。

沢山あるので本屋のおすすめを選んでみては?

介護関係の書籍は近年どんどん増えていますよね。
確かにどれを読めば良いのかと悩んでしまうと思います。
でもここで聞いても個人的な意見ばかりになってしまうので、本屋さんに出向いておすすめコーナーにあるものを読んでみてはどうですか。

1冊だけじゃなくて2冊3冊と読んでみるのも良いと思いますよ。
たくさんの本を読めば読むほどいろんなことが分かってくるし、その中で自分なりの介護方針なども決まってくるのではないですか?
あとはやっぱり実際に介護を経験された方の話を聞くというのが1番ですが、身の回りにそういった方がいなければ書籍だけじゃなく、インターネット上のクチコミ経験談なども参考になるかと思います。
介護は1人で頑張るつもりでいても思い詰まってしまうことが多いので、いつでも相談できるような相手を探しておくことも重要ですよ。