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  3. 医療の仕事に向いている人材とは

医療の仕事に向いている人材とは

協調性がありチームプレーができる人

医療行為は、個人プレーではなく、チーム医療として成り立っています。
医療現場では、治療の方針を提示してくれる医師がいて、そのサポートをする看護師、さらに自宅に帰った後の事も考えて手配や働きかけをしてくれるリハビリスタッフの存在があります。

他にも、栄養のプロである栄養士の存在や、精神的なサポートをする臨床心理士等、1つの施設に沢山の専門スタッフがいて、どれも欠けてはいけない重要な役割を担い、全ての人が連携しながら働いています。
医師が治療をしておしまい、という訳ではありませんので、医療の仕事には、協調性が求められます。
周りのスタッフとコミュニケーションをとりながら、意思疎通を図り、チームの一員として動くことができる人材を必要としています。

人の話しをちゃんと聞ける人

医療現場では、自分が主体ではなく、「相手(患者)」が主体となりますので、しっかりそこをふまえて行動することが大切です。
患者が心を開いて信頼関係を築く為には、まずこちらから歩み寄り、しっかりと話を聞くことが重要だからです。
「聞く」という行為は、ただ単に聞くという意味ではなく、その患者の言葉にはどのような真意が含まれているのかを見極め、心の声まで聞き取れるようになることを指しています。

医療現場ですので、患者は何かしらの怪我や病気を抱えています。
そのような人々の心の声に耳を傾けることができる人材が、医療の現場にて必要とされています。

患者の気持ちに寄り添える人

医療の現場では、様々な形で患者と関わります。
人は元気な時は病院に来ることはありませんので、不安を抱えて病院に訪れる人がほとんどです。
体調が悪いときや不安な時は、気持ちが繊細になってしまい、ちょっとした言葉や態度にも反応したり、気になってしまうものなのです。
逆に、親切な対応であれば患者はホッと安心できます。

病院の大小に関わらず、診察待ちをしている時、レントゲンを待っている時等、待ち時間は長く感じますので、それでなくても何らかの問題を抱えている患者の心理状態は良くないと考えるべきです。
そんな中、患者の気持ちを考えることができなければ、患者の心理状態は更に悪化してしまうでしょう。

医療の現場では、そうした患者の気持ちに寄り添えるスタッフの存在がとても重要になります。
患者の気持ちを察することができて、的確に対応できる人が向いている職業と言えます。

人と関わることが好きな人

医療とは、人との関わりなくして成り立ちませんので、人と関わることが好きな人に向いています。
普段から、性別や世代に関係なく、老若男女人と接することができる人材が求められているのです。