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「うつ」について正しい知識を持ちましょう

うつというのは、誰でも患う可能性がありますか?

若い頃は気にしませんでしたが30代を過ぎてからはうつについて、何かと気になるようになりました。
周りでも悩んでいるという話を聞いたりすることもあるし、テレビでも見かけることが沢山あります。
やっぱりこうした部分も若い頃は自分が気にしなかっただけで、悩んでいる人はたくさんいたのだろうと感じます。
そこで色々と考えてみたところ、うつというのは誰でも患う可能性があり、私自身でさえ患ってしまうのかもしれないと思うようになりました。

絶対にこうすれば避けられるというものではないと思いますが、何か対策方法などについても、ご存知のかたがいたら教えてください。
あまり1人で考えこんでしまうタイプではありませんが、本当にメンタルが辛くなってしまうと誰かと会うのが嫌になったりすることはあります。
このような性格だと、うつになってしまう可能性もありますか?

頑張りたくても気持ちがついてこないのが、うつです

うつというのは頑張りたい気持ちがないわけではありません。
よく言われるのはゼイタクビョウだと言われたり、甘えているだけだと言われたりするのですが、本人はすごく頑張りたいと思っています。
でも気持ち、そして体がついてこないのです。

気持ちだけでは頑張りたいと思っていても体がついてこなかったり、体は元気だと思っていても気持ちがついてこないというギャップに苦しむのがうつの症状なので、やっぱりこのような症状というのは誰でも起きてしまう可能性があるのではないですか?
絶対にならないなどという方法はないと思うし、しいて言うなら、ストレスの発散をするということぐらいでしょうかね。

理解が浅すぎて患者はとても辛い思いをします

うつという病気に対して理解をしてくれる人はとても少ないです。
そのため理解が浅過ぎるため、患者はとても辛い思いをします。
私自身うつになったことはありませんが、うつを抱える方々と接しながら、その周りの反応などにもずっと携わってきました。

やっぱり、うつに関しては理解が浅いためご本人がどんなに辛い思いをしていても、周りの人はしっかりわかってくれませんよね。
それが患者にとっては最も辛いことになります。
頑張れと言ってしまうことや、いつまで悩んでいるの?と言ってしまう事は厳禁だし、暖かく見守ってあげることしかできません。
もちろん誰でも患ってしまう可能性があるので日頃から悩みを相談できる人を見つけておくことや、1人で頑張り過ぎないということが最大の対策になると思っています。

周りじゃなくて本人が1番辛いってことを知りましょう

うつは誰でもなってしまう可能性がありますよ。
この人なら絶対にならない、なんていうことはありません。
むしろ、あの人は大丈夫だろうとか思う人ほど1人で悩んでいて、それが引き金となって、うつになってしまうこともあります。
無理をしないのが1番の方法になりますが周りではなく、本人が一番辛いっていうことを知った方が良いですね。

例えば、同じ職場の中にうつの人がいると仕事が無く運ばないと言った問題を周りの人は抱えてしまいます。
そうなると結果的にうつを抱えている患者さんを責めてしまいますが、前述の通り、一番辛いのはご本人ですし、やりたくてもできないのがうつなので、周りの人がどんどんフォローしてあげられるような環境づくりが重要になります。
ストレスを感じていたり自分で思い詰めていると自覚症状が出た時には、すぐにでも発散をして気持ちと体をしっかり休めてあげるようにしましょう。